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IPOに関するQ&A
Vol.
22
IPOのリアル 〜 株式の観点より 〜 (2023年9月時点)
監査法人Verita
CEO/公認会計士
舩津丸 仁

対象:2023年4月1日〜2023年9月30日までに東京証券取引所に上場した会社(46社)

1.時価総額(公開価格ベース)

・200億円以上の会社が13社(28%)

2.騰落率(公開価格 vs 初値)

・100%以上(=初値が公開価格の2倍以上)の会社が16社(35%)
・0%未満(=初値が公開価格を下回る)の会社が10社(22%)

3.騰落率(初値 vs 直近株価(9月29日))

・初値より下落している会社が36社(78%)

4.上場後の新規株主割合(IPOによって新規株主となった者/上場後の発行済株式数)

・「20%以上〜40%未満」の増加が最も多く28社(60%)
・「10%以上〜20%未満」の増加で8社(17%)

5.公開価格の設定(vs 仮条件)

・「仮条件の上限=公開価格」で設定された会社が46社(100%)

6.資金調達額

・「50億円以上」が最も多く15社(33%)
・「20億円未満」で20社(44%)

舩津丸 仁
2010年に公認会計士試験合格。株式会社ベクトルに入社、担当者として上場プロジェクトを推進し、マザーズ上場を達成(2012年)。その後、監査法人トーマツ(トータル・サービス事業部)に入所、上場プロジェクト(上場達成は10社以上)などに関与。2020年に独立。現在は、自身が一桁の合格順位を記録したメソッドと「正しい勉強を続ければ、誰でも公認会計士になれる」を合言葉に大学で教職に就くなど、後進の育成にも力を入れている。「すべては気持ち次第」という楽観主義者。

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